生水

すでに常識として行き渡っていることでしょうが、外国では「生水は飲まない！」ことです。短期の訪問の場合はなおさらです。

長期の滞在となると、挨拶の儀礼上飲まないわけには行かないことがあります。その時にはちょっと口を付けるだけ。あからさまに飲まないのは失礼ですから。また住むうちに、安全な水が分かってきますし、またお腹も順応してくるのは確かです。しかし、水は見た目では全く分かりません。そして、水に起因する病気も多くあります。ですからあくまでも、水には慎重になりましょう。

のどが渇いたら、一度沸かした水を（フィルターにこだわることはあまりないでしょう）、またはココナッツの水もおいしいですよ。但し、現地の人が（特に村落部では）「沸かしたから大丈夫」といったとしても、気をつけてくださいよ。水が多少熱くなって湯気が出始めたら「沸騰した」と思っていることも多いですから。村などで集まりなどに招待された時には、良く周りを見てください。男は頼りになりません。女性で、そういう家事の近代化に興味がありそうな人がいて（何とも抽象的ですが）、外国からやってきた客の健康をやたらと気遣ってくれる発言をしているのであれば、まず大丈夫です。

アフリカの町であれば、インド製の水フィルターを必ず町で売っています。中にロウソクのようなフィルターが入っています。まず水を沸騰させて、このフィルターを通せば、大丈夫のことが多いと思います。

近頃はどこでもペットボトル入りのミネラルウォーターが手にはいるようになりました。町ではきれいな水の宅配もあるそうです。とにかくペットボトル入りを手に入れて、持ち歩いて脱水症状を避けましょう。脱水は怖いですよ！歯磨きでも生水を使わないこと！またペットボトルは購入時に、キャップが開けられていないか確認しましょう。詰め替え品かもしれません。

アフリカへ向かう飛行機の乗る前に、ヨーロッパの空港などで、ミネラルウォーターをせめて１本だけ買っておきましょう。現地に到着したあなたを、救ってくれるでしょう。

短期訪問であれば、ストローのような簡易フィルターや、数滴落とすだけで殺菌消毒が出来る液剤でも役に立ちますが、よほど勇気がないと、おおっぴらには使えません。緊急用に持参しても良いでしょう。